お久しぶりです、次郎作こと布施田泰之です。
東大での学生生活はとても充実しております。
研究やら、在宅医療やら、プログラミングなど勉強させてもらっていますが、
読書をする時間もたくさん取りました。
その中で、今後「不動産」を扱うことになりそうなので、
不動産に関わる本をたくさん読みました!
医学書と比べてあまり需要はないかもしれませんが笑、
これまでの医学書レビューと同じように感想を書いておこうと思います!
医学書レビューの時と同じように、
今回読んだ12冊の不動産の本を、
オススメ度を10段階で評価して、ランキング作成しておきます!
初期研修医の時も同じ注釈を書きましたが、
まだ物件を買ってない不動産初心者によるオススメ度評価なので、いずれまた振り返って本の紹介の記事を書こうと思います。
本数が増えたらジャンルごとのランキングにしようと思います。
1位!!!
1位 ”世界一やさしい 不動産投資の教科書1年生”
・10段階評価
★★★★★★★★★☆
・感想
これ実は、僕は不動産関係の本として8冊目くらいに読んだんですが、
「1冊目としてはこの本を読んで、用語の整理とか、不動産の基本的な考え方を押さえるべきだった!」と悔しくなった一冊です。
今回、不動産の本を漁って読むにあたって色々なサイトを参考にしましたが、
この本や多くのサイトでオススメされていましたね。
基本的な知識の説明も丁寧で分かりやすいんですが、
かなり実践的な内容まで書いてくれていて、
・初心者はどういった物件を選ぶべきか
・購入予定の不動産物件を見つけて利益計算をしてみる
・契約するまでにチェックしておくことと契約までの流れ
などの部分にまで触れてくれています。
また、シミュレーションのための「不動産投資成功シート」というエクセルのダウンロード特典もついてるので、
1冊で2度も3度も美味しい、かなり一押しの本です!
同率1位!!
1位 ”正直不動産”
・10段階評価
★★★★★★★★★☆
・感想
ちょっと本ではないので紹介するか迷いましたが、
「不動産に興味を持つ」「不動産業界が騙し騙されの、魑魅魍魎が跋扈する世界だと知る」
こういった目的のためには、他の本よりもこの漫画が良いと思います。
ただ、内容としては詳しい不動産の内容も説明されていて、この漫画を一通り読んで、不動産用語に慣れてから本を読む流れにしても、知識の定着は良いのかなと思いました。
個人的には漫画としても普通に面白くて好きでした笑
職場の人たちにオススメしまくってた漫画です笑
2位!
2位 ”不動産投資の正体”
・10段階評価
★★★★★★★★☆☆
・感想
この本は、1冊目に読んでもあまり価値を感じないかもしれません。
不動産の本を読んでいて難しいなと思ったところは、
「人によって最適な不動産投資戦略が異なる」
「まだ不動産投資を始めて10年も経っていない著者も多く、この後どうなるか分かっていない著者も多い」
などがあります。
そのため、「著者によって書いていることが全く違います!」
そういった理由で、不動産投資を始めるなら50-100冊くらい読んでからにしよう、みたいなことをいう人もいるくらいです。
この本は、他の投資先と比べたり、よくある失敗や勘違いの構造を説明してくれたり、やや俯瞰した立場からの説明が多いです。
特に、「購入→保有→売却までの全期間を俯瞰」して表すIRR(内部収益率)などは、読んでいて分かりやすかったです。
ただ、その計算すらやや恣意的かな?と感じることもあり、1冊だけで結論付けてはいけないなと再確認しました。
3位
3位 ”パート主婦、”戸建て大家さん”始めました!”
・10段階評価
★★★★★★★★☆☆
・感想
この本は、実際に著者のなっちーさんが購入した10個の戸建て物件を、いくらで買ったか、いくらリフォームでかかったか、家賃はいくらで貸せたか、などといった数字の紹介もあり、物件ごとのエピソードも書いてあるため、
かなり具体的に、築古の戸建て物件を購入してリフォームして貸し出すまでの流れがイメージできると思います。
意外と不動産の本でもここまで赤裸々に自分の投資行動を書いてくれる本は少ないので、こういった本は勉強になります。
第4位
4位 ”100万円からできる「地域・ボロボロ戸建て」超高利回り不動産投資法”
・10段階評価
★★★★★★★★☆☆
・感想
不動産業界で17年間働いていた著者が、
「不動産業界は知識のない人から騙すもの」という前提のもと、
最終的には「高利回りの築古物件で運用すること」が一番低リスクと考えて、実際に不動産投資を行っていく上で必要な知識を書いてくれています。
特に、築古戸建て物件を買った時にはどうしても必要になるリフォームのことについてもかなり細かく詳しく書いてくれています。
また、不動産の管理会社との付き合い方、などといったコミニケーションの部分にも言及してくれていました。
第5位
5位 ”「金持ち大家さん」になる!アパート・マンション成功投資術”
・10段階評価
★★★★★★★☆☆☆
・感想
イメージとしては、不動産に関する教科書的な感じの詳しい知識がふんだんに詰まった一冊です。「不動産実務検定1級に対応」という売り文句は伊達じゃないです。
詳しい用語ごとの説明から、不動産を探す時にみる数値や物件の探し方、買い付けから契約まで詳しく書いてあります。
ただ、不動産の本を読み始める最初の方に読んでしまうと、情報量に圧倒されてあまり頭に残らない可能性が高いので、ある程度読み進めた段階で読むか、時折参照するような読み方でも良いかもしれません。
第6位
6位 ”まずはアパート一棟、買いなさい!”
・10段階評価
★★★★★★★☆☆☆
・感想
この本は、「地方アパート一棟買い」流派のバイブルとも言える本で、多くの不動産本の感想記事でオススメされている本です。
不動産の本は、著者の立場(大家、不動産業者、コンサルタントなど)によってかなり内容にバイアスがかかりまくるので気をつけた方が良いですが、
この本の著者は自分で不動産を購入している不動産投資家です。
大家が書く本は、「自分の投資法すごいやろ、ドヤ」って感じの本が多いのですが、この本はそういったテイストもありながらもかなりバランスの取れた内容となっています。
20年くらいでかなりの総資産と不動産収入になっているので、不動産投資に対する夢も見させてくれる良本です。
自分の投資法を迷っている段階で読むのも良いと思いました。
第7位
7位 ”空き家は使える!戸建て賃貸テッパン投資法”
・10段階評価
★★★★★★★☆☆☆
・感想
「築古戸建て」「ボロ戸建て」「戸建て賃貸」などと称されることが多い、建築から時間が経っている戸建て物件を数百万で購入し、数十万かけてリフォームして貸し出すような投資方法を行っている大家の本です。
数百万というかなり低価格で建物+土地が購入できて、自分次第ではリフォームによって物件価値を上げられるので、労力さえ厭わなければ低リスクな投資方法とも言えると思います。
実際に著者が購入していった物件を紹介しながら、戸建て賃貸による不動産投資の流れを説明してくれています。
第8位
8位 ”高卒製造業のワタシが31歳で家賃収入1750万円になった方法!”
・10段階評価
★★★★★★★☆☆☆
・感想
不動産投資で成り上がろうと思っている人に夢を見させてくれる、読み物としてとても良い本です。
実際に買った物件の情報から、著者の細かい生い立ちまで書いてあり、「やればできる」ということを体現してくれています。
ただこの1冊で不動産投資が理解できるには程遠いので、細かい不動産の知識や気をつけることなどは他の本で勉強しましょう。
第9位
9位 ”満室チームで大成功!全国どこでもアパート経営”
・10段階評価
★★★★★★☆☆☆☆
・感想
地方のアパートを複数棟管理している大家さんが著書の本。
他のサイトでオススメされていたので読んでみましたが、不動産を持ってもないのであまり参考にならなかったな、という印象でした。
ただ、不動産を管理していく様子を読むことができたのでイメージはできるようになったかなと思いました。
また、不動産を取得したら読み直そうと思います。
第10位
・10段階評価
★★★★★★☆☆☆☆
・感想
こちらは、不動産周りの知識から説明してくれている入門書ですが、明らかに第1位で紹介した本の方が良いので、この順位にさせてもらいました。
個人的なことで言えば10冊目くらいで読んだので、ほとんど参考にするところはありませんでした・・・笑
第11位
・10段階評価
★★★★★★☆☆☆☆
・感想
RC(鉄筋コンクリート)造の一棟物をターゲットに不動産投資を続けている大家による一冊です。
高額な物件にしっかり融資を引いてきて購入し続けていくスタイルで投資しており、かなりレバレッジのきいた投資法となっています。
個人的には、もう10-20年後くらいに手持ちの物件をどうしているかまで含めて本にしてくれるとかなり良書になるだろうなぁと思いました。
第12位
12位 ”少額現金ではじめる!「中古1Rマンション」堅実投資術”
・10段階評価
★★★★★★☆☆☆☆
・感想
自称”理系おじさん”が書いた、東京都周辺の中古1Rマンション投資の大家としての本です。
正直、かなり読みにくい文章でした笑
ただ、59室のこれまでの投資物件のデータを表で載せてくれていたり、不動産投資以外にやっている投資との比較として不動産投資を語ってくれたり、視座が高いことは分かるんですが、如何せん読みにくすぎますね笑
ワンルームマンションの投資に興味がある場合は読んでみてもいいかもしれません。
以上です!
今後、不動産を取得したり、追加で勉強することがあれば、また記事にしようと思います!